14年目の秋に思うこと
2018年
大学に入られたある生徒さんが訪ねてきてくださったのは、秋晴れの続く気持ちのいい朝。
経験はないけれど、チェロをやってみたいと、あるオケでチェロを弾いている話を聞いて、私はすっかり感動してしまった。ピアノではなくチェロを!……そこがポイント(笑)
私達が常に目指しているのは、生徒さんの中に音楽が自然にある日常。 そして、ピアノのみならず、あわよくば、お勉強も、どんな習い事も、すべて同じスタンスで頑張れる子になってほしい、大きくなるまでのそこのサポートが出来たら!と、おこがましくも、常々思ってきた。 何かをしてみたい!と目標を持てる子は、きっとこの時代に生きていくことを大切に思うだろうから。
それを考え出したら、あの子もこの子も…頑張ってピアノを通して、本番を経験して、やり遂げた、と思える段階で卒業していった子達はみんな、今も一生懸命何かに向かって切磋琢磨してるのです。 その話をきっかけに、どの子もきちんと体現してくれてると思えたその日、 私は、いつのまにかお教室の目標だったことが現実化してることに気付きました。
ここ、数年いろんな方との出会いがあり、学びがあり、してみたいことを形にしました。
例えば、春から始めた小学生1・2年生クラスのレギュラーコース(月3回)の開設もそのひとつです。 誰一人として、取りこぼしたくない、という想いから、お忙しい皆さまにあえてお声がけして。個人のお稽古だけでなく、グループだから出来ること、おそらく実を結ぶのはもっともっと先だとしても。。 信頼してついて来てくださった多くの生徒のみなさん、この場をお借りして御礼を言います。
信じてくれてありがとうございます。
そして、今、教室には、10人の先生にお手伝い頂いています。。
普段お仕事に行かれてお忙しいお母さん、お父さんも、お子さんと一緒に音楽に触れる貴重な時間を共有したい、、という想いから、たくさんの先生と一緒にコンサートを企画し、演奏を肌で感じてもらい、リトミックを体感できる土日開催「音みるpark♪」を作りました。
こちらもいずれ定例にしていきたいなぁと思っています。
お手伝い頂いてるたくさんの先生達にも、ありがとう。
一緒に悩んだり目標に向かって頑張ってくれて、ありがとう。
音みるは、これからも新しい展開の中、幸せな「音」を重ねていきます。
2018.秋 仙田麗子